真言宗智山派は、弘法大師空海を始祖とし、真言宗中興の祖・興教大師覚鑁を開祖とする新義真言宗の一つです。天正5年に根来山の能化職となった玄宥が、天正13年、秀吉による紀州征伐で焼き滅ぼされた根来山智積院を、慶弔6年、徳川家康の許可を受け寺領(豊国神社付属寺院の土地建物)を拝受し復興させたことを端緒に創建されることとなった宗派です。